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警察官採用試験に受かった時の話

22歳のニート時代の夏に警察官の試験を受けました。
でも決して体力に自信があった訳でもなく、受けよう!と本気になってから体づくりを始めました。

だから、今から受けようかな?でも無理かなぁ?とおもっている人には、少しでも後押しできるように文章に残しておこうと思い書いてます。

1.志望動機
まず私が警察官になりたいとおもったのは、紛れもなく『踊る大捜査線』の青島の影響です。(笑)
ホントにそんなことが動機。笑
ただ、志望動機にはそんなこと書けないので、もちろん他の理由です。
私は小さい頃、ひょんなことから近所トラブルに巻き込まれたことがあり何度か警察の方々にお世話になりました。
その際に頼りない、頼れない警察官の方も見てきたけど、その逆で頼れる人にも出会いました。
頼れないなとおもった人は『何か起きてからじゃないと動けないんです』と言ってしまう人。
えー?それ言う?!と子どもながらに思いました。(実際何か起きてからも何の対応もしてもらえずでしたが)
だけどそれで不信感をもったかとおもえば、別な人に変わって『困った時はすぐ呼んでください!』て言葉をかけてもらうとあ!この人なら大丈夫!とすぐ信用できてしまうんですよね。
"綺麗事"だとしても当時は安心感を求めていたから、その言葉が欲しかったんです。
なので、ザッと上に書いたようなことをまとめて志望動機にしました。

2.体力
体力は中学生の頃に野外活動のクラブに入っていた程度の私。
試験科目には
腕立て
腹筋
背筋
バービージャンプ
反復横跳び
などなど
一番印象的なのはトルコ行進曲に合わせての足踏み!

とりあえず練習したところかなりの致命傷が。
腕立てができない!
焦ってとりあえず知り合いに腕立てのやり方を教えてもらったところ、まず膝を立てて床に手をついて練習するところから始めてみようと言われそこからはじめました。

夜にはランニングを30分程。
ここで気づいたこと。
ランニングは自分にすごくあっているスポーツなようで、そのうち好きになり昼間でも走りに行ったりしてました。

腹筋は音楽に合わせてやると結構何回でも余裕で出来るようになりました。


そして試験当日。
嬉しいことが。
女子は腕立て伏せの時、ペアの相手の脚の上に脚を置いても良いとのこと!
そのため私、練習の甲斐もあり余裕でできました。笑 

そのあと色々とやってる中で
反復横跳びの説明をされましたが、説明のないようについていけずとりあえずここかな?と思うところに立っていたら試験監督に『わからないなら即座に聞くこと!』と怒られる私。
あんまりに勢いよく怒られたのでちょっとおぉ!と思いつつ『すみません、わかりません!』と笑いながら伝えると、『ここ!こうだよ!これで大丈夫!?わからないことない!?』と丁寧に教えてもらえました。

怒られても全くめげずにニコニコとしていたこともあってか?終わってからも試験監督に色々話しかけられました。
『クラブは何やってたの?』とか『体力に自信ある?』『警察官なりたい?』とか。
これも面接の1つかなと思っていたので、ハキハキと笑顔で答えて帰りました。

それで一次試験は合格。終わってからもかなり手応えを感じていて、自信がありました。

二次試験ではプラスαをアピールすることの重要性を感じていたので、自分の特技の英語、だけでなく!フランス語も中国語もできますよ!というアピールをしました。

これが結構ウケが良くて、ここでも手応えを感じた私。
実際ペラペラに話せるというまでには達していないけど、語学は生涯学習。これからもずっと仕事をしていく中でも勉強し続けて、役に立ちたいというアピールが功を奏しました。
あと資格でいうと、英検準一級やTOEIC840点とかも色々聞かれた気がする。
男性は数字で表されたらどんなものかわかりやすいそうですね。

二次試験もそんな感じで無事終了。

案の定受かったのですが、第一希望だった教員採用試験にも受かりそれにて青島警部への憧れに幕を降ろしました。笑

ただ今も街中で警察官の方々を見ると、尊敬の念を抱きます。
怖い人にも正面から向き合わなきゃいけないし、いつ殴られるかわからないし、殺されるかもしれない。そんな職業で、平和を維持してくれてるのだからありがたい。
役に立たないな!と思う時もあるけど。笑

でも自分が頑張ってた頃の思い出は、いつ思い出しても宝物ですね。
当時はニートで、どうしよもなく、だらしない人間だったけど、振り返ってみれば青春みたいな思い出です。